秘色研究所

テクノロジーとアート

【APEX】PC版とPS4版はそもそもの”ゲーム性”が違う

 

 

APEXといえば、先日パッドとキーマウを比較分析する記事を投稿した。

 

justshin.hatenablog.com

 

こちらの記事ではPC版APEXの中でのキーマウとパッドを比較したけど、今回はスケールを少し広げてPC版とPS4版の違いについて考えてみる。

 

僕自身の経歴としてはps4(パッド)でAPEXを初めて、少し経ってからPC(パッド・キーマウ両刀)に移行した感じ。

 

ps4でもpcでもそれなりの期間を過ごしてるので、両方のサーバーの特性をある程度理解しているつもりだけど、二つのサーバーは「ゲーム性そのものが違う」と感じる。

 

もちろん同じゲームなのでまるっきり違うということはないのだけど、同じゲームなのにプレイ体験が少し異なって感じるので、本稿ではその違和感について書いてみたい。

 

PS4版は「立ち回り」や「ポジション取り」を競うゲーム性

PS4(正確にはxboxも含めて)という機種の特徴は、

 

「全員が同じスペックのマシン・コントローラーを使う」

 

ということに尽きる。

もちろんコンバーターのようなルール違反もあるけれど、基本的には全員が同じ条件でプレイすることになっている。

また、ps4版では全員が「エイムアシスト」を使うことになっているので、下手な人でも弾を当てやすい。

 

つまり、ps4版は

「ほぼ全員がエイムアシストのおかげで比較的高いレベルで弾を当てられる均質的なゲーム環境」

であると言うことができる。

 

pc版に移行して感じるのは、やはりキーボードマウスでは「まぐれで当たる」ことはほぼないということ。

 

これに対してps4(というよりパッド)では「なぜか知らないけど上級者に勝ててしまった」ということがよく起きる。

これがps4全体でのスキル格差是正に一役買っているので、ps4ではpcに比べて「スキルの偏りが小さい」ということになる。

 

すると、APEX内での戦略としてはプレイヤースキルでなく立ち回りやポジション取りで差をつけるのが賢い戦いになるので、そうした戦略面に集中しがち。

 

戦いが始まってしまえばエイムアシストの運ゲーになってしまう場合もあるので、確実に勝つには「戦う前に可能な限り有利な戦況を作る」ことに注力することになる。

 

こんな感じでps4版APEXでは戦略を意識することが多いので、ストラテジーゲームや将棋のようなゲーム性を感じるのだ。

 

PC版はより「シューティングゲーム」としての性格が強い

 「全員がある程度のエイム力を保障されてるps4版」に対して、pc版では本当にスキルが千差万別。

 

マウスでのエイム力は本当にピンキリだし、パッドも混入しているのでそれこそ異種格闘技のような様子になってきている。

そして、これは好ましくないことではあるがpc版に大量に生息しているチーターも、pc版全体のスキルの格差促進に寄与している。

 

ps4版ではうまい人も下手な人も、「エイムアシスト」というブラックボックスを通して均質化されているといえば伝わるだろうか。

これに対してpc版ではそれがなく、実力の差が勝敗に直結しやすい。

 

つまりpc版ではps4版に比べて、エイム力やキャラクターコントロールによる勝敗の寄与度が大きいということになる。

圧倒的にうまい人であれば、どんなに不利な状況であってもスキルでねじ伏せることができる。

逆に言えばどんなに立ち回りを意識したところで、いざ戦う場面でマウスコントロールをミスってしまえば普通に負けてしまう。エイムアシストは助けてくれない。

 

もちろん、これは「傾向」の話であって例外はある。スキルですべてをねじ伏せるps4プレイヤーもいるが、割合としてはpc版のほうがその傾向が強いということ。

 

ここで重要なのは僕が「スキルが勝敗に直結する」という印象を抱いている点で、僕はpc版に移行したことでAPEXの「シューティングゲーム」としての面を強く感じるようになった。

 

もちろん、pc版であっても戦略や立ち回りはとても重要なのだが、戦闘時の実力の発揮次第で勝敗が覆るという緊張感を強く意識する。

この緊張感がとても楽しいし、現在pc版でプレイしている理由だ。

 

(ここまで書いてしまうと、やはりパッドとキーマウは分けるべきだなぁと再確認してしまう)

 

まとめ

pc版とps4版の「ゲーム性」の部分に注目してみたが、すこし抽象的な話になってしまって反省している。

あくまで僕の感想だし、まったく違う意見を持っている人も容易に探し出せそうだけど、とりあえずは現時点での感触ということでこの記事を残しておこうと思う。