秘色研究所

テクノロジーとアート

【CLUB LA MER】美しく腕を飾る機械式腕時計

 

 

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CLUB LA MER BJ7-018-10


機械式腕時計

 

非常に魅惑的な6文字。口にしただけで、好奇心と懐古心を同時にくすぐられるような不思議な感覚に陥ってしまいます。

世の中には、最新技術を搭載した便利な腕時計がたくさん存在するわけです。もっと言えば時間くらいはスマートフォンで確認すればいいのです。それでも機械式時計が欲しい。機械式時計を使ってみたい。そう思わせる不思議な魅力が機械式時計にはあります。

 

私が実際に買ったのはCLUB LA MERというブランドの機械式腕時計。「LA MER」というのはフランス語で海を意味する言葉で、海を想起させる鮮やかな青色がブランドを象徴する基底色になっています。

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CLUB LA MERはcitizenの持っているブランドの一つで、デザイン性の高い機械式腕時計をリーズナブルに提供しているのが特徴です。

HPでは、熱くブランドコンセプトが語られています。

 

…正しさだけを競う世界は、なんだか心が苦しくなる。

便利さだけを磨く時間は、なんだか無性にさみしくなる。

手で巻く。歯車が見える。放っておくと止まってしまう。

そんな手のかかる時計が、なぜかとても愛おしい。

そう。僕の時間は、呼吸している。…

(CLUB LA MER HPより抜粋)

 

 

合理化や進歩に反抗したいとまでは言わないが、せめてそうではない考え方 も捨てずに生きていきたい。そういった意思の表明としての側面が機械式時計には確かにあると思います。電波ソーラー時計やスマートウォッチを使えば、もっと便利だったり気楽な運用が可能です。しかし、あえて手間のかかる道具を手入れし、ともに生きていくことで有機的な時間を楽しむことにつながります。そういった、生き方の「もう一つの選択肢」の入り口としてCLUB LA MERというブランドは大きな役割を果たしているのでしょう。

 

 シンプルな印象の中に、細部のこだわりが垣間見える

 

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青色の台座に鎮座

 

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レトロな雰囲気を感じさせる文字盤は古紙のような色合いで、鮮やかな青色をした針やドットとの対比が美しい。表面からも、内部の様子が見れるように小窓が設けられている。

 

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裏面は全面ガラスになっていて、内部の構造を思う存分楽しむことができる。

半月型の板のような部品は振り子になっていて、この部品が腕の動きに応じて回転することでゼンマイが巻かれる仕組みになっている。

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数字はローマ数字になっていて、よりクラシックな印象。Ⅻの部分だけ青色になっているのもポイント。

ケースサイズは38mmと小さめ。

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ベルトはブラックの革製。 最初のうちは固い印象だが、すぐに腕に馴染むように。服装の雰囲気に合わせてベルトを変えることができるのも、革ベルト時計の魅力。

 

 

毎日の生活にすっと馴染む時計。機能は最小限。

ケースが38mmと小さめであるため、つけていて主張が強すぎるということは全くありません。シンプルで控えめなデザインは着る服を選ばず、いつものコーディネートに完璧にマッチしてくれる。それでいて、時間を確認するために時計を見るたびに細かなデザインで楽しませてくれます。

ムーブメント自体は、手巻きと自動巻き両方に対応。毎日つけて過ごす人ならば、わざわざ自分で巻く必要はないでしょう。体感としては2日つけないでいると時間が大幅にずれている印象です。

日差についてはだいたい1分ほどの遅れが出るといった印象です。念のために一日一回は時計を合わせた方がいいかもしれません。

カレンダー機能もないため、やはりスマートフォンが必要な場面もありました。

 

機能は本当に「時間を知れる」だけで、その時間さえも誤差が生じるという代物です。そういう「不便」を楽しみつつ、時間との向き合い方を考えるのが機械式時計です。そんなことを時計を確認するたびに思い出しながら過ごすのはなかなか面白いと思います。