Final E3000を試してE1000のコスパに驚いた話
以前、finalのE1000というイヤホンを紹介した。
僕はよくイヤホンを紛失したり故障させてしまうので、普段使いのイヤホンはなるべく低価格なものを使うようにしている。
その点E1000は2500円程度という価格ながら、かなり解像感のある音を聞かせてくれて個人的にとても満足している。
そんな中で、兄弟機であるfinal E3000を試す機会に恵まれた。ある友人がE3000を使っているというので試させてもらうことになったのだ。
finalのEシリーズは
E500
E1000
E2000
E3000
E4000
の五段階のグレードが存在する。
E500は「定位感」を重視した設計で他のイヤホンとは一線を画する商品なので実質的には4段階。つまり僕の愛用しているE1000は実質的に最もグレードの低い商品ということになる。
僕としては「気軽に買い換えられるようなイヤホン」を選んでいるためE1000が最高の選択肢になるわけだが、今回の視聴でシンプルに音質で比較してもE1000が馬鹿に出来ないことが分かった。
E1000が2500円程度で購入できるのに対してE3000は5000円近くするので、まさに二倍の値段差。果たしてそれだけの価格差に見合うクオリティの差があるのかが問題となるが、音質に限って言えば「価格差ほどの差はない」という結論になった。
E3000の筐体はステンレスでできていて見た目に美しい。ケーブルもしなやかで安っぽさは全く感じられない。プラスティックの筐体でチープな印象を与えるE1000とは対照的だ。E3000は美しい工業製品の粋とも言えるかもしれない。
少なくとも、E1000の見た目では所有する喜びといった感動は全く得られない。
ビルドクオリティの観点ではE3000の圧勝になる訳だが、音質面で比較するとかなり良い勝負になる。どちらもフラットな音の傾向で、どんなジャンルにも対応できるイヤホンだ。よく聞いてみると確かにE3000の方が音に解像感を感じられ、重低音の響きも豊かに感じる。
しかし、E1000がE3000よりも音質的に不利であるとしても不満がある訳ではない。2500円という価格からは考えられれない高音質だ。実際にE3000のオーナーに感想を求めても、「音質はかなり近い」との評価を下してた。
E1000のコストパフォーマンスには驚かされる。
結論としては、音質のみを求めてE3000を買い求めるのはお勧めできない。ビルドクオリティは非常に高水準に保たれているものの、音質的にE1000を大きく離しているとは言いにくい。
もし私がある程度の予算でイヤホンを選ぶとしたら、もう少し価格帯を上げて考えるだろう。
5000円で考える普段使い万年筆
- 最近、"ちょうどいい万年筆"を探している。
- 候補1 LAMY safari EF(極細)
- 候補2 プラチナ万年筆 プロシオン
- 候補3 PILOT コクーン
- 候補4 TWSBI(ツイスビー) ECO
- 悩みは尽きない
最近、"ちょうどいい万年筆"を探している。
価格が手ごろで気軽に普段使いできるような、そんな万年筆を探している。「普段使いと言うならばボールペンのほうがいいじゃないか」なんていう声が聞こえてきそうだが、僕はやはり万年筆がいい。
ここで「伝統が……」とか「工芸品としての価値が……」なんてことを言うつもりはない。僕にとってはシンプルに万年筆のほうが使い勝手が良いのだ。
ボールペンは非常に便利な筆記具だが、実はかなりの筆圧が必要。
だから、僕みたいな筆圧が弱い人間にとっては"使いこなせない"し、すぐに"疲れてしまう"代物である。
万年筆はインクを滑らせるように筆記できるので驚くほど筆圧が必要ない。ペン先の細さをしっかり選べば十分ボールペンの代わりになるし、速記にも耐えられる。公文書にも問題なく使える。つまり、万年筆を導入するハードルは実はそんなに高くない。
実際、僕と同類で筆圧が弱いのに、「無理してボールペンを使っている人」ってかなり多い気がする。そんな人は一度万年筆を試してみるといいかもしれない。
現在僕が使っているのがLAMYのサファリという万年筆。
価格も手ごろで書き心地にも満足しているが、細い線が引けないという欠点がある。
一応ペン先は細字ということになっているのだが、西洋メーカーの万年筆は日本メーカーに比べて一段階線が太い傾向にあるようだ。アルファベットを書く人たちにとってはあまり細いとかえって使いにくいということだろう。
しかし、漢字を用いる我々としては字が潰れてしまって困りものである。
そんなわけで、今回私が探すのは「価格が手ごろ」で「より細いペン先」の万年筆ということになる。
候補1 LAMY safari EF(極細)
これは今使っているペンの一つ細い仕様。safariの書き心地自体は非常に気に入ってるのでこちらも間違いないだろう。
価格も2500程度で手ごろ。
しかし、同じものを買うのは少し退屈なので今回は見送りたい。
候補2 プラチナ万年筆 プロシオン
こちらは日本のメーカー、プラチナ万年筆のエントリーモデル。
キャップの仕組みがプラチナの特許技術になっていて、ペン先が非常に乾きにくいというのが優位点。
価格が5000円以上で少し高いのがネック。
候補3 PILOT コクーン
こちらも日本メーカーPILOTのエントリーモデル。
価格が2500円程度と手ごろで、Amazonの評価も豊富。
本体色の選択肢も豊富で、特に「チタン」がお気に入りだ。
デザイン、価格、安心感を兼ね備えた一本。
候補4 TWSBI(ツイスビー) ECO
台湾メーカーTWSBIのエントリーモデル。
約5500円という値段ながら、本体にインク吸引機構を搭載しているのがすごい。
コクーンの二倍の値段ではあるが、非常に面白みのある万年筆。
デザインが少しチープなのが欠点。
悩みは尽きない
ここで5000円出すならば、もう少し出して10000円クラスの品にすべきだろうかなんて思いも湧き出して収拾がつかなくなってきた。
道具であると割り切って価格を理由に選ぶべきか、せっかくだから質の良い品を揃えるべきか。
だんだんと自分の気持ちが分からなくなってきたのでこの辺にしておこう。万年筆探しはつづく……
【CLUB LA MER】美しく腕を飾る機械式腕時計
非常に魅惑的な6文字。口にしただけで、好奇心と懐古心を同時にくすぐられるような不思議な感覚に陥ってしまいます。
世の中には、最新技術を搭載した便利な腕時計がたくさん存在するわけです。もっと言えば時間くらいはスマートフォンで確認すればいいのです。それでも機械式時計が欲しい。機械式時計を使ってみたい。そう思わせる不思議な魅力が機械式時計にはあります。
私が実際に買ったのはCLUB LA MERというブランドの機械式腕時計。「LA MER」というのはフランス語で海を意味する言葉で、海を想起させる鮮やかな青色がブランドを象徴する基底色になっています。
CLUB LA MERはcitizenの持っているブランドの一つで、デザイン性の高い機械式腕時計をリーズナブルに提供しているのが特徴です。
HPでは、熱くブランドコンセプトが語られています。
…正しさだけを競う世界は、なんだか心が苦しくなる。
便利さだけを磨く時間は、なんだか無性にさみしくなる。
手で巻く。歯車が見える。放っておくと止まってしまう。
そんな手のかかる時計が、なぜかとても愛おしい。
そう。僕の時間は、呼吸している。…
(CLUB LA MER HPより抜粋)
合理化や進歩に反抗したいとまでは言わないが、せめてそうではない考え方 も捨てずに生きていきたい。そういった意思の表明としての側面が機械式時計には確かにあると思います。電波ソーラー時計やスマートウォッチを使えば、もっと便利だったり気楽な運用が可能です。しかし、あえて手間のかかる道具を手入れし、ともに生きていくことで有機的な時間を楽しむことにつながります。そういった、生き方の「もう一つの選択肢」の入り口としてCLUB LA MERというブランドは大きな役割を果たしているのでしょう。
シンプルな印象の中に、細部のこだわりが垣間見える
レトロな雰囲気を感じさせる文字盤は古紙のような色合いで、鮮やかな青色をした針やドットとの対比が美しい。表面からも、内部の様子が見れるように小窓が設けられている。
裏面は全面ガラスになっていて、内部の構造を思う存分楽しむことができる。
半月型の板のような部品は振り子になっていて、この部品が腕の動きに応じて回転することでゼンマイが巻かれる仕組みになっている。
数字はローマ数字になっていて、よりクラシックな印象。Ⅻの部分だけ青色になっているのもポイント。
ケースサイズは38mmと小さめ。
ベルトはブラックの革製。 最初のうちは固い印象だが、すぐに腕に馴染むように。服装の雰囲気に合わせてベルトを変えることができるのも、革ベルト時計の魅力。
毎日の生活にすっと馴染む時計。機能は最小限。
ケースが38mmと小さめであるため、つけていて主張が強すぎるということは全くありません。シンプルで控えめなデザインは着る服を選ばず、いつものコーディネートに完璧にマッチしてくれる。それでいて、時間を確認するために時計を見るたびに細かなデザインで楽しませてくれます。
ムーブメント自体は、手巻きと自動巻き両方に対応。毎日つけて過ごす人ならば、わざわざ自分で巻く必要はないでしょう。体感としては2日つけないでいると時間が大幅にずれている印象です。
日差についてはだいたい1分ほどの遅れが出るといった印象です。念のために一日一回は時計を合わせた方がいいかもしれません。
カレンダー機能もないため、やはりスマートフォンが必要な場面もありました。
機能は本当に「時間を知れる」だけで、その時間さえも誤差が生じるという代物です。そういう「不便」を楽しみつつ、時間との向き合い方を考えるのが機械式時計です。そんなことを時計を確認するたびに思い出しながら過ごすのはなかなか面白いと思います。
【2000円台】低価格イヤホン「final E1000」をレビュー
final audio から発売されているエントリークラスのイヤホン、「E1000」を紹介。
final audioといえばハイエンドな高級オーディオ製品で有名だが、最近は手の出しやすいエントリークラスの製品にも力を入れている様子。中でも今回紹介するE1000は、2000円台から購入できるので「なるべく低価格でイヤホンを揃えたい」「でもなるべく音質がいいものがほしい」といった方に非常に魅力的な商品だ。
amazonでも非常に高い評価を得ているよう。
今回は実際に購入して試してみたので実際の使い心地を伝えたい。
外観のクオリティはそれなり
筐体はプラスチックで作られていて安っぽい印象。しかし2000円台という値段を考えれば妥当なクオリティ。ラグジュアリーな見た目を重視する方はもう少し予算を積むことを考えたほうがよさそう。
筐体がプラスチックであることは悪いことだけではない。筐体が小さいことに加えてプラスチックの軽量さによって装着感が非常に軽快で快適になっている。耳から大きく飛び出ることもなく非常にスマートな印象。
コードの接続側に近い部分の処理が一本にまとめられていないのも安っぽい見た目を増長する。
クリアでフラットな音質
実際に音楽を聞いてみると、その音質のクリアさに驚いた。最近は「SoundPEATS Truefree+」という完全ワイヤレスイヤホンで音楽を聞いていた。その時には特に音質が悪い印象は抱いていなかったはずだが、改めて有線のイヤホンで聞いてみると明らかに音の明瞭さが違う。ワイヤレスイヤホンは取り回しの良さに優れているものの、やはり「音を楽しむ」なら有線イヤホンだなぁと改めて実感。
↓Truefree+のレビュー
E1000が奏でる音はフラットな印象で、どんなジャンルでも手堅く聞かせてくれる。特に苦手のない優等生タイプな一方で、個性が足りないと感じる人もいるかも知れない。以前所有していた「KZ ES3」という中華イヤホンと比較すると、音のバランスが良く聞き疲れないE1000のほうが好み。
ES3は、いわゆるドンシャリと呼ばれる音の傾向で、低音と高温が迫力があるのに対して中音が若干貧しく、バランスが悪い音に感じる。
有線イヤホンにこそ自由がある
有線イヤホンを久しぶりに使ってみましたが、その気楽さに改めて気づかされた。「差せばとりあえず使える」という有線イヤホンの体験はやはり魅力的。bluetoothの接続にやきもきし、充電を常に気にし続けなければならないワイヤレスイヤホンは、僕にとっては「不自由」なもの。コードはあるけど、管理の不必要な有線イヤホンは私にとっての自由なリスニング体験をもたらしてくれる。
まとめ
E1000は、価格と性能のバランスがとれた非常によい製品。値段が手頃なので、「イヤホンになるべくお金をかけたくないけど、最低限いい音で聞きたい…」といった方に強くおすすめできる。苦手なジャンルがない万能型イヤホンなのでこれ一本で満足できるはず。
E1000の上位にはE2000やE3000などの上位モデルもあるため、E1000からステップアップしていくのもいいかも。
【完全ワイヤレスイヤホン】SoundPEATS Truefree+のススメ
完全ワイヤレスイヤホンと呼ばれるジャンルの商品の中では、比較的安価な「SoundPEATS Truefree+」という製品を試してみました。Amazonでもメジャーな商品なのでみなさんも一度は見たことがあるかもしれません。
私は以前、同じSoundPEATSから出ている「Q12」という製品を試していて、記事にもしています。
タイトルにもあるようにq12は私のライフスタイルには馴染みませんでした。簡単に説明すると、
- バッテリーを気にするのが煩わしい
- 接続が不安定
- 機器間の切り替えが面倒
といった問題に直面してしまったのです。長時間の電車移動がある筆者にとってはバッテリー問題や接続の不安定さは特に重要な問題でした。
こうした理由でワイヤレスイヤホンという商品に対して不信感を抱いてはいたものの「完全ワイヤレス」という体験に興味があったのでTrue free+を試してみることにしました。
Truefree+のいいところ👍
ちょうどいいサイズ感
ケース本体ともにマットな黒色に仕上げられていて好みな外観をしています。サイズが非常にコンパクトなのも特徴で、ケースごとポケットに入れてしまっても全く問題ありません。本体も小さく耳から出ている部分が悪目立ちすることもありません。
やっぱり完全ワイヤレスは楽
「コードが存在しない」という状態は想像以上に自由を感じられるものでした。ワイヤレスは正義なんて言いたくなるのも分かります。運動をしていても料理をしていても勉強をしていてもコードを気にせず音楽が聞けるというのはとても最高で、集中力が大幅に上がったように感じました。スピーカーで音楽を聞くこともできますが、イヤホンならではの集中をワイヤレスで得られるのは大きなアドバンテージです。
音質も悪くない
3000円と安価なイヤホンではありますが気になるような音質の悪さではありませんでした。ワイヤレスイヤホンにありがちなホワイトノイズもかなり小さく、普通にリスニングイヤホンとして楽しめる商品だと思います。
神の発明:充電ケース
実はq12で抱えていた「出先で充電がなくなる」という問題が、Truefree+ではあっさり解決してしまいました。完全ワイヤレスイヤホンではよくある構造ですが、充電コードでケースのバッテリーに充電し、ケースからイヤホン本体に充電するという形になっています。そのため、Truefree+はケース込で35時間という長時間の再生に対応しています。この構造が思った以上によく出来ていて、私のように一日中外出するようなケースでも空き時間に充電ができるため、聞きたいときに充電切れという不測の事態が起きません。すごい!充電ケース!
Truefree+のイマイチなところ😣
音質が良くはない
先程、音質が悪くないと述べましたが別に良くもありません。音楽をカジュアルに聴くことには秀でている商品ですが音楽に没入して感動させるような音質ではありません。普通です。
やっぱり機器の切り替えはいまいち
筆者はAndroidのスマートフォンとwindowsのノートpcの2つでイヤホンを利用していますが、機器を切り替えるのはやはり面倒です。有線イヤホンならばコードを抜き差しするだけですからね。早くて確実です。
電車内での接続安定性に不安
電車で音楽を聞くときには、「安定性」というのは非常に重要なキーワードになると思います。地下鉄では音楽がプツプツと切れがちですし、うまくスマホと接続できていないときには電車内に音楽を響かせることになってしまいます。Truefree+ではその両方を経験しました。数は多くないですが、一度トラブルを経験してしまうと電車内で使うハードルが高くなってしまいますよね。
それでも完全ワイヤレスの開放感はいいぞ
いろいろな問題はありますが、コードのない音楽体験はやはり素晴らしいものであると感じました。この商品は価格も安く、品質も問題ありません。「とりあえず完全ワイヤレスを試してみたいなぁ」という方に自身を持っておすすめできる商品です!
筆者はもっぱら自室で音楽を聞きながらの作業時に活用しています。室内であれば不安定になることもないですし、部屋中を完全に自由に動けるのはかなりいいです!
【有線or無線】私がワイヤレスイヤホンを使わない理由
突然ですが、みなさんはイヤホン派ですか? ヘッドホン派ですか?
スピーカーしか使わない!というこだわり派もいるかと思いますが、
スマホで音楽を聴くことが主流の現代では、多くの人がイヤホンやヘッドホンで音楽を楽しんでいるはず!!
ちなみに私は、イヤホン派の人間なんですよねぇ…(タイトルで分かる)
ヘッドホンを付けた時の頭頂部を締られる感覚がどうも苦手なんですよねぇ……
無線イヤホンの台頭
そんな訳で現在も私はイヤホン探求の旅路にいる訳ですが、
イヤホンを選ぶときにまず立ちはだかるのが「無線か有線か」問題です。
近年、Bluetoothイヤホンの台頭によって無線イヤホンというジャンルがむくむくと成長しています。
その追い風となったのが、IPhone7による「イヤホンジャック廃止」と言われています。
現代人の多くがスマホで音楽を聴いている中、
世界中で大きなシェアを獲得しているIPhoneで従来の有線イヤホンが使えないとなれば、人々の関心が無線イヤホンに流れるのは当然ですよね!
需要が増えれば供給も増えます。
IPhone7に機種変してイヤホン難民となった人々に応えるように各社が無線イヤホンに力を入れ始め、現在では十分な選択肢が用意されています。
無線タイプを試してみるも…
実は私も、この波に乗じて無線イヤホンを試してみました。
私が購入したのはSoundpeatsのQ12というイヤホン。
左右がコードで繋がっているタイプです。
音質自体は、意外にもいい感じでした。
Bluetooth特有のホワイトノイズが多少気になりましたが、それ以外は特に欠点も見当たらず気に入って使っていました。
無線サイコー!!foooooooo!!なんてことを言って友人に自慢したりもしました。
しかし、、、
1か月もたつと私は再び有線イヤホンに戻ってしまいます……
私が無線イヤホンを拒否したのはなぜ…
前提として、私はAndroidユーザーなのでイヤホンジャックが健在な端末を使っております。
IPhoneユーザーですと、もはや有線イヤホンを使うのは現実的ではないですから無線を拒否!なんてことは言っていられませんね笑
※ただ、IPhoneユーザーのみの無線の欠点を克服する方法があるのでもう少しお待ちを!!
それではなぜ私が優先に戻ってしまったのかについてお話します。
無線イヤホンの良かったところ
まずは良かったところから
1、コードに縛られない自由
一番はこれですね。これにつきます。
有線イヤホンだとコードの関係でポケットにスマホを入れなければなりませんが、
僕のスマホは割と大きいのでポケットに入れるとかさばるんですよね笑
しかし、無線ならそんなことは関係ないのでスマホをリュックに入れたまま音楽を楽しむことができます。
しかし、最も自由を感じたのは意外にも室内でした。
私はデスクに向かって作業するときに必ずイヤホンで音楽を聴くのですが、
作業中に席を立つことって結構多いんですよね。
有線イヤホンだとその度にイヤホンを外すか、わざわざスマホを持つかの2択を迫られることになります。とっても面倒……
しかし!
無線イヤホンならばイヤホンを付けたまま部屋中を歩き回れますし、なんならトイレにだって行けちゃいます!(Bluetoothの範囲内なら)
さらに!
ついついスマホを見てしまって作業が進まない!!という方も、無線ならば部屋の隅にスマホを置いておけるので作業に集中できる!!
こんな感じで意外にも無線イヤホンは部屋での作業に最適なのでした。。。
2、音質が悪くない
無線で音楽を再生すると音質が劣化するという情報があったので不安だったのですが、
心配するほどの劣化は感じられませんでした。
無線という利点を考えれば気にならないレベルです。
ただ、悪くないだけなのでハイエンドのような音質は望むのは酷でしょう笑
そもそもハイエンド志向の方は有線しか眼中にないかと思いますが。
無線イヤホンの悪かったところ
上記のようなメリットがありながら私は無線イヤホンをほとんど使わなくなってしまいました。その理由を紹介します。
1、バッテリー問題
無線イヤホンは住め補から送電するコードが繋がっていないのですべてバッテリー駆動です。
つまり、かつてイヤホンに存在しなかった充電という作業が加わることになります。
「充電くらい大した手間じゃないじゃん。」
と一蹴する人は多いでしょう。私もその一人でしたから笑
しかし、この一見簡単な「バッテリーを充電」という作業がイヤホンに課す不自由は思いのほか大きいのです。
私が感じた不自由は以下の通りです。
- 単純に充電を忘れて翌日使えない
- 外出先で充電が切れて使用不可能
- 自宅で充電が切れても充電が終わるまで使用不可能
- 充電ポートを一つ使ってしまう
- 外泊すると、なかなか充電できない(スマホを最優先に充電する必要)
- スマホ自体の電力消費も激しくなる
やはり一番不便だと感じたのは充電切れに陥ったときです。
バッテリーの切れた無線イヤホンなんてただの紐ですからね笑
必要な時に使えないなんてことがあるといけないので予備で有線イヤホンを持ち歩く必要がありました。
全くスマートじゃないですよね笑
さらに、バッテリー残量を気にしなければならない機械が増えることも私にとっては大きなストレスとなりました。
有線ならばスマホの充電だけ気をつけておけばいいから気が楽です笑
(しかもBluetoothをONにすると余計にスマホの充電を食うという……)
つまり、充電とか気にしながら無線イヤホン使うくらいなら
気楽に運用可能な有線イヤホンのほうがいいじゃん!ってなったわけです。
2、接続の複雑さ問題
有線の場合接続の判断は
「コードが差さっているか、否か」
だけですよね?
この当たり前の事実が実はとても重要なのです。
無線接続(Bluetooth)の場合手順は次のようになります。
割と面倒くさくないですか ?私は面倒くさいです。
バッテリーをくうのでBluetooth常時ONなんて現実的ではありませんし…
なにより、たまに接続が上手くいっていないときがあって
電車内でスマホ本体から音楽が流れてしまう
なんてこともしばしばありました。。。
気づかないで再生してしまうんですよね。。。
有線イヤホンだったらコードが抜ければすぐに分かりますからこんな事件起きません!
無線イヤホンによって電車内でたびたび恥をかいた私は「ちゃんとつながってるかな…?」と何回もチェックしてから音楽を再生するように…
これがなかなかストレスで最終的には音楽を聴くのが面倒だと感じるようにまでなってしまいました。
身軽に音楽を聴くための無線イヤホンを使った結果音楽を敬遠するようになってしまっては本末転倒ですよね?
しかし、、、
接続問題による不自由さはもう一つ
それは
機器間切り替えです。
私は主にパソコンとスマートフォン、たまにPS4でイヤホンを利用します。
有線イヤホンならば先ほども言った通り差し替えるだけなのでとてもスムーズです。
しかし、無線(Bluetooth)の場合は面倒くさい手順を踏まなければならないのです。
AからBに接続先を変更したいとき
無線イヤホンは、電源を切っても以前に繋がれていた機器としか接続できないので
イヤホンの電源を落とさずにBluetooth接続を切断しなければならないのです。。。
めんどくさっ!!
私は頻繁にイヤホンを差す機械を変えるので、この仕様には正直飽きれてしまいました。
さらに、
自宅でパソコンとつなげたまま外出してしまい、外でスマホに接続できないということまでありました笑
この時ばかりは本当に悲しみを通り越して虚無感に襲われてしまいました。。。
だって目の前にバッテリー100%のイヤホンがあるのに音楽は聴けないのですから笑
まとめ
ここまでワイヤレスイヤホンをボロクソに言って来ましたが、ワイヤレスの特権であるコードから解放されるという感覚は一度体験すべきものだと思っています。
問題は現時点でその開放感を上回る不自由さを課せられてしまう点なのです。
つまり、現時点では有線派の私ですが技術の進歩とともに無線に乗り換える可能性は大いにあるのです。
ワイヤレスイヤホンが本当の意味で自由を獲得したとき、加速的に無線の普及が進むと思います。
その日まで私は有線イヤホンは手放せなそうです。
【おまけ】Appleユーザーのみのワイヤレス革命
しかし、IPhone×macユーザーならばワイヤレスの「本当の意味での自由」に近いものを享受することができます。
その答えが
です。
発表当時はその斬新な装着スタイルが笑いものになっていましたが、
現在ではすっかりと社会に馴染んだように思います。
見た目のハンデを負いながらここまで普及したのはやはり、
それだけ使い勝手が良いということの証拠なんですよね。
AirPodsの使用感については、ほかの方のすばらしい記事を読んで頂くとして、
ここで強調したいのは「Appleだけに許される総合プロデュース」という点なんです。
Appleという企業は、自社で端末からOSまでまとめて作る珍しい企業です。
Googleが開発したAndroidOSが、SONYやSamsungなどの機体に搭載されている構造と比較すればその特異性がわかりやすいと思います。
簡単に言ってしまえば、Appleはパソコン・スマホ・イヤホンを全部自分で作っているから機体間の相性をよく出来るんですね。
だからIPhoneではAirPodsの管理をOSレベルで管理できるんです。これによってパソコン×スマホ間の切り替えもスムーズですし、その他の細かい操作も可能です。
充電問題も、ケースが充電器になっていることで利便性が大きく上がっています。
そんなこんなでAirPodsならば、有線と変わらないレベルの快適性をワイヤレスで得られるのです。Appleずるい!!
【イヤホン】コスパ最高『KZ ES3』を使ってみた感想
こんにちは。シンです。
この記事は私も実際に使っていて、非常にコスパに優れたイヤホン
『KZ ES3』を紹介します。
低価格帯イヤホンの魅力
イヤホンといっても下は1000円しないものから、上は数万円以上のものまで価格に大きな幅のある製品ですよね。もちろん高い予算を投じれば満足のいくイヤホンを見つけることができるでしょうが、現実的に難しいという人も多いはずです。私自身もいいかげんな性格が災いして、よくイヤホンを紛失してしまうため高いイヤホンを持つことなど許されません!(泣)でも、音質はなるべく良いものがいい!!そんなわがままな私がたどり着いたのがこの『KZ ES3』だったのです。
KZとは…
KZ社は中国のイヤホンメーカーで、ES3の他にも低価格かつ高性能な製品を多数展開しています。
その中でES3はKZ社の中でいわゆるエントリークラスに位置づけられるモデル!
ES3の他にはES5やES10などが存在し、数字が大きくなるほど性能も上がっていくようです。
外観
箱はこんな感じ!
SONYやaudiotechnicaから出ている同価格帯のイヤホンと比べてみると明らかに上質な梱包がなされています。
なんだか所有欲をくすぐられますね笑
最近はapple製品のように「梱包まで美しい」ことが標準になってきたような気がします!やったぜ。
改めて、僕が購入したのは「KZ ES3(マイク付き)」です。マイクの有無は選べるようになっていて、マイク付きのほうが数百円高くなる感じです。PS4のボイスチャットや、携帯やSkypeによる通話にも使えてとても便利です!
内容物は
- 本体(音が出る部分)
- イヤホンケーブル(マイク付き)
- 替えのイヤーピース(S.M.L)
の三つだけ。とってもシンプル。「えっ、なんでケーブルが繋がってないの!?!?」という声が聞こえるようなので(ソースは数年前の自分)そちらは後述します。
そして三つのパーツを合体させると、なんともかっこいいイヤホンが誕生しました。かっこいい。(大事なことなので)
ボディーは割と大きくてごつい印象。1円玉と比べると大きさが伝わるでしょうか。
黒と紫スケルトンのツートンカラーになっていて、黒い部分に「ES3」のロゴ。
スケルトン部分は紫のほかに青色も選べますが、どちらも中の機械が透けて見えてなかなかいい感じ。
イヤーピースは可もなく不可もない至って普通のイヤーピースといった感じ。お好みで交換してみても面白いかもしれないですね。
ケーブルは少しゴムっぽいかな……
色も茶色であまり綺麗な色とは言えません笑
でも、このイヤホンはケーブルが交換できちゃうので大した問題ではないですね!
それとこのケーブルは「shure掛け」が前提となっています。耳の後ろにコードを回すことでタッチノイズを防いだりイヤホンが突然抜けるのを防ぐ効果があります。
「リケーブル」とは…
ケーブルが繋がってない!?
ケーブルを交換!?
と思った方のために。
「コードと本体が別々のパーツになっている」=「我々が勝手にコードの交換ができる」ということです。
コードを差す穴が共通規格になっているため、同じ規格のものを選べば他社製でも大丈夫です!ES3の場合は「2pin」と呼ばれる規格ですね。
このように、自分でイヤホンのケーブルを交換してしまうことを「リケーブル」と言います。
リケーブルについて「もっと知りたい!」と思う方は詳しい記事を👇に貼っておきますのでぜひ!
リケーブルが解説されてる記事
はじめてのリケーブル - イヤホンのケーブルを換えて音の変化を楽しむ (1) 「リケーブル」ってなに? | マイナビニュース
機能面(音質とか)
イヤホンの音質性能
結論から言うと、「大満足」です!
2000前後のイヤホンをいくつも試してきましたが、正直一番好きな音色です。
音の特徴としては、とにかく解像度が高いということ。いままで聞こえなかった楽器の細かな表現が聞こえてくるようで感動しました。
特に高音がよく響くのですが、低音もしっかり出ていて文句ありません!!
このイヤホンは同価格帯ではありえない「1BA+1DD」という編成で作られています。
BAはバランスドアーマチュア型、DDはダイナミック型のことで、音が出るパーツの種類を表します。
BAはもともと補聴器のパーツだっただけあり、繊細な中高域を奏でることが得意。
対してDDは大胆で迫力のある音が得意で、主に低音に威力を発揮します。
そしてその両方を搭載したES3ではそれぞれの得意分野を生かして全領域で高い解像度を実現しているのです!!すごい!!!
マイク性能
こちらは正直期待してはいけません笑
主にゲームで使用しましたが、友人から聞こえづらいとの評価を頂きました笑
ES3の良いところ、悪いところ
さて、ここまでES3について熱く語ってきましたが、その長短をまとめていきましょう
良いところ
- 1BA+1DDというハイスペック構成
- 高い解像度
- リケーブル可能
- デザインのかっこよさ(個人による)
- 価格の安さ
なんと言っても、「この音質がこの値段で手に入るの!?」と叫んでしまうほどのほどのコスパが最大の武器ですね。大手企業だったら敵なしじゃないでしょうか。
あと、おまけ的に本体が大きい分全然なくさないというメリットもあります笑
悪いところ
・マイクの性能が低い
・コードがゴムっぽい
・shure掛け前提
上の二つはコードを交換することで、解決できそうです。
shure掛けが嫌だ!っていう人は残念ながら違う製品を選んだ方が良さそうですね。
結局どうなの?
メリットデメリットそれぞれございますが、私的にこのイヤホンは買いです!!
まあ買ってるんだから当たり前なんですけれど笑
同価格帯の追随を許さないような音質を持っていますし、価格的に失敗してもそれほど痛くないようなお値段なのでぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
シン